ジオス破たん 函館校は別会社で存続へ
update 2010/4/22 09:35
英会話学校大手のジオス(東京)の経営破たんが明らかになった21日、全国の各校は一斉に臨時休校となり、函館市内にあるイトーヨーカドー函館校(美原1)でも22日までの休校と破産申請手続きの内容を知らせる紙が張られた。函館校は別会社で存続される見通しだが、関係者には先行きへの不安が広がっている。
イトーヨーカドー函館店1階にある同校の出入り口には21日午前、「臨時休校のご案内」と書かれた21―22日までの休校を知らせる張り紙が出された。すべての教室に明かりはついているものの、社員らの姿はなく、閉ざされた扉の奥で電話が鳴り響いていた。
小学3年の息子(8)を通わせる市内の主婦(40)は「お昼のニュースで知り、びっくりして飛んできた。事前に何の連絡もなく、書面だけでは何も分からない。受講料11万円を前払いしているので、きちんと続けてもらえるか不安」と話し、「昨年7月に五稜郭校と統合する時もギリギリになって書面だけの説明だった。せっかく勉強を頑張ってきたのに」と不安をあらわにした。
同校が2004年6月から入居するイトーヨーカドー函館店は「本部からの連絡で午前中に聞いて驚いた。23日から授業を再開し、受講者には個別に担当者が連絡をするという話しか聞いていない。あとは本社同士の話し合いなので対応を待つしかない」と困惑していた。
ジオスのホームページによると、函館校はスポンサーによる「継承予定校」とされ、未消化分の授業は受講できるが、受講料の返還には応じられないとしている。問い合わせ専用フリーダイヤルは0120・134・446(21日午後9時までと、22―24日午前10時―午後8時)。
提供 - 函館新聞社
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