参院選 道南2氏も本格始動

update 2010/4/22 09:35

 7月に予定される参議院議員選挙の公示まで、3カ月を切った。昨年の政権交代による鳩山政権誕生後初めての国政選挙で、道南地域からは比例代表に前函館市議の板倉一幸氏(59)が民主党から、函館市区選出の前道議、横山信一氏(50)が公明党から出馬を予定し、組織や態勢整備を進めている。函館・道南を地盤とする国会議員が、道8区選出の逢坂誠二衆院議員(50)を含めて3人となる可能性もあり、各党関係者は「函館・道南の声を国政に届けるチャンス」と、それぞれ支持拡大へ全力を挙げている。

 板倉氏は私鉄総連の組織内候補として、3期務めた函館市議を辞職し昨年12月に出馬を表明。厳しい環境に置かれている公共交通の活性化を軸に、格差社会の是正や高齢者・障害者支援などを訴え、昨年から全国各地であいさつ回りを進めている。

 同党は板倉氏を北海道重点候補とし、地元での活動は日本私鉄総連北海道労組函館バス支部を中心に進めている。板倉氏は東京に後援会事務所を構える一方、道内でも6月上旬をめどに、函館市内にも後援会事務所を構える方針。

 30万票獲得を目標に据えており、運輸労連などからの推薦を得た。同支部の大岩伸一書記長は「私鉄総連の組織内人員(約12万人)以外からの広がりが必要。函館でいかに票を取れるかが大きく左右する」と話す。

 一方の横山氏は、引退する風間昶氏(62)の後継として今年1月に出馬を表明。同党は横山氏を北海道・東北ブロック重点候補として位置づけており、地域経済振興の観点から、風間氏がライフワークとして取り組んできた北海道新幹線整備や、水産学博士の経験を生かした1次産業の充実に力を入れる。

 3月27日には函館市美原1で後援会の事務所開きを行っており、地元での組織づくりを着々と進める。今後は月に1回のペースで地元入りし、5月中旬に木古内、江差、北斗、七飯で、6月上旬には函館で、それぞれ時局講演会を行う方針。

 公明党函館総支部の茂木修支部長は「道内でも名前が浸透しておらず厳しい戦いになるが、当選には100万票以上が必要」と話している。

提供 - 函館新聞社




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