全国学力テスト 道南も公立全校参加
update 2010/4/21 09:57
小6と中3を対象にした文部科学省の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)が20日、全国で行われた。政権交代により、4回目の今回は初めて全体の3割の学校を選んで実施する抽出方式となったが、道内では札幌市を除く全市町村の公立学校が自主参加を希望。渡島、桧山両管内でも、抽出校を含む対象学年のいる公立全202校で実施された。
過去3回は全国の小6、中3の全児童・生徒が対象だったが、競争心をあおるなどの理由から学校別の公表などはされていなかった。今回、民主党政権の事業仕分けで規模を縮小することになったが、学力向上などを求める保護者の要望などを受け、全国では13県が公立全校参加する。
道教委によると、道内では札幌市を除く約1700小、中学校の児童・生徒約6万人がテストを受ける。
道南では、小6のいない桧山管内の1小学校を除く公立小、中学校の約7700人が対象となり、抽出対象となった市立以外の1校でも実施した。
テストは国語と算数・数学の2教科で、基礎的知識を問うA問題と活用力を問うB問題があるほか、学習意欲や方法を調べるアンケートも行う。
この日、函館市内の中学校では午前8時40分から問題が配布され、生徒は真剣な表情で試験に臨んでいた。
文科省は結果を夏をめどに公表する予定。道教委は、道内の希望利用校の採点などに関する経費を負担し、独自に分析を行う。
提供 - 函館新聞社
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