乙部で縁桂森林フェス

update 2009/9/24 09:53

 【乙部】縁結びの名木として地域住民に親しまれている「縁桂(えんかつら)」への散策を楽しむ、縁桂森林フェスティバル(林勲実行委員長)が23日、乙部町富岡の縁桂森林公園で開かれた。澄み切った青空の下で行われた。町内外から訪れた約300人の住民や観光客が森林浴を楽しんだ。

 縁桂は樹齢500年といわれるカツラの巨木。2本の木から伸びた枝が結び合うように成長した連理(れんり)の木。縁結びの神が宿るとして敬われている。2005年に同じく連理の木として知られている、中国湖南省・張家界市の「重歓木(じゅうかんぼく)」と友好姉妹木になった。

 開会式では、同市の趙小明・人民政府市長から「縁桂と重歓木を通じて両市町の友好交流は絶えず深まっている。両市町と人民の努力が中日間の新たな交流を開拓することを期待しています」とする公式メッセージも披露された。

 函館市からのバスツアーも交えた大勢の参加者は、縁桂まで1キロほどの散策路をウオーキング。秋の訪れを感じさせる森の中で、森林浴を満喫しながら、心地よい汗を流した。縁桂の根元にまつられた祠(ほこら)では「縁桂山元例大祭」も執り行われ、寺島光一郎町長をはじめ、縁桂を敬う住民が、森の恵みに感謝しながら玉串を捧げた。

 縁桂は“縁結び”の名木として知られ、参加者は幹の周囲を回りながら良縁に恵まれるよう願いを込めた。函館市から訪れた60代男性は「このような素晴らしい巨木が道南にもあることを初めて知りました。縁桂が持つオーラを感じますね」と笑顔で話した。

 続いて公園内では「森の昼食会」が開かれ、参加者がジンギスカン鍋を囲んみながら秋の1日を満喫。富岡特産のジャガイモやカボチャの塩煮が振る舞われたほか、新鮮な野菜の即売会やヤマメのつかみ取り体験なども行われ、子供たちを楽しませていた。

提供 - 函館新聞社




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