「松寳丸」「神功山」を搬入
update 2010/4/19 16:29
【江差】25日に開館する「江差山車(やま)会館」(中歌町193の3)で18日、初めて展示される山車の「松寳丸(まつほうまる)」と「神功山(じんぐうやま・じんこうざん)」が運び込まれた。オープンを1週間後に控え、大勢の祭礼関係者が、人形や豪華な水引など装飾品の飾り付けに余念がない様子だった。
町内に13基ある山車のうち、最初に展示される「松寳丸」(陣屋・海岸町)は、江戸中期に建造された町内で唯一の舟形山車として、道の有形民俗文化財になっている。神功皇后の人形を飾る「神功山」(愛宕町)は、そろいのはんてんを身に着けた山車関係者が、にぎやかな祭りばやしを奏でながら、祭礼本番さながらの様子で町内を練り歩きながら同会館に到着した。1754年の制作とされる人形や付属品は同文化財の指定を受けている。
同会館は、姥神大神宮渡御祭に参加する山車を展示する施設として、日本宝くじ協会(東京)の助成を受けて町が建設。山車は祭礼を境に毎年8月に入れ替える。会館内では、大型スクリーンの映像で祭礼の活気を紹介。山車の由来を解説するパネルや、山車ごとに定めているはんてんなども展示する。
町は25日午前10時から落成記念式典を行う。同会館は江差追分会館に併設され、共通入館料(大人500円、小中高生250円)で双方の展示を見学できる。27日まで江差町の住民は入場無料となる。問い合わせは江差追分会館TEL0139・52・0920へ。
提供 - 函館新聞社
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