2月の市内大型店 売上高2・2%減
update 2010/4/19 16:29
函館商工会議所がまとめた函館市内の百貨店や大型スーパーなど大型小売店6店の2月の売上高は、前年同月比2・2%減の24億9500万円で、前月(1月)より減少幅は縮小した。食品関連の催事が好調で、市民の消費行動に持ち直しの動きも見え始めた。
売上高の前年同月割れは36カ月連続だが、下げ幅は1月(同7・6%減)よりも改善。品目別では全8品目中、「食料品」と「食堂・喫茶」、「雑貨」の3品目で前年実績を上回ったほか、前月比でも「食料品」や「家庭用品」、「雑貨」の売り上げが1―3割増加した。
品目別では、食料品が同4・9%増の8億7200万円でトップ。前月比でも17・2%増だった。同会議所は「不振だった前年や前月の反動もあるが、百貨店で相次いで開かれた催事効果が大きい」としている。このほか、食堂・喫茶が前年同月比6・5%増、雑貨は同5・8%増と好調で、家庭用品は前月比で同34・4%増と大幅に上向いた。
一方、衣料品は前年同月比8・3%減の6億5500万円と不振が続く。同会議所は「天候不順で春物衣料の動きが鈍く、制服やランドセルなど新入学用品の購入先も多様化している」と分析。身の回り品も同10・4%減と2けた台の落ち込みだった。3月については「春物衣料や靴・バッグ、制服などの新生活用品の動きに注目したい」としている。
集計対象は棒二森屋、ワコービル、丸井今井函館店、テーオーデパート、イトーヨーカドー函館店、グルメシティ湯川店の計6店(前年対比は6店舗ベース)。2月はこのうち3店舗で前年実績を上回り、同会議所は「長引く消費低迷に持ち直しの兆しがみられる」としている。
提供 - 函館新聞社
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