「ハイカラ號」出発 今季運行開始
update 2010/4/16 09:13
赤を基調とした愛らしい姿で、市民や観光客から人気の函館市交通局の路面電車「箱館ハイカラ號」が15日、今季の運行を開始した。100年の節目を迎える台車とレトロな車体が、6月にリニューアルオープンする函館競馬場前などを駆け抜け、函館に本格的な観光シーズンの訪れを告げた。
ハイカラ號は1918年から36年まで函館市内で客車として活躍した後、除雪用のササラ電車として改良。92年の市制施行70周年記念事業で復元され、93年から営業運行を開始した。車内はぬくもりを与える木張りでできているほか、車輪が単車のため独特な揺れや走行音が特徴だ。
この日は雪が降るなどあいにくの空模様だったが、沿線では待ちかねた市民がシャッターを切ったり、観光客が珍しそうに車体を触りながら乗り込む姿が見られた。同市宝来町の会社員男性(41)は「きょうは雪だったけど、これが走り始めると函館にやっと春が来た気になる」と笑顔で話していた。
運行は10月末まで。毎週火、水曜、5月6日と8月6日、悪天候時などは運休する(5月4、5日、8月3、4、10、11日は運行)。一般の電車と運賃は同じで、イカすカードは使えない。問い合わせは同交通局TEL0138-52-1273。
提供 - 函館新聞社
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