石川啄木の99回忌、しめやかに

update 2010/4/14 09:39

 明治期を代表する俳人・詩人の石川啄木(1886―1912年)の99回忌にあたる13日、函館市住吉町の東海山地蔵堂でしめやかに啄木忌の法要が行われた。あいにくの雨にもかかわらず、多くの啄木ファンが啄木をしのんで焼香した。

 函館啄木会(岡田弘子、宮崎郁子代表理事)主催で毎年開催。同会会員や市民ら約50人が参加。法要に続き、啄木夫妻や3人の子どもらが眠る「石川啄木一族の墓」への墓参も行われ、傘を差しながら墓前に手を合わせる姿も見られた。

 再び地蔵堂に戻って行われた追悼講演では、前函館市文学館館長の和田裕さんが「啄木と朔太郎」をテーマに、啄木の代表歌集「一握の砂」が日本文学史上に果たした役割について解説。両氏の作品を比較しながら、萩原朔太郎が啄木から受けた影響の大きさにについて分析した。

 岡田代表は「毎年たくさんの人が足を運んでくれてうれしい。来年は100回忌にあたるので、記念のイベントなども計画していきたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社




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