中島廉売被災店舗 取り壊し本格化

update 2010/4/8 15:57

 3月16日に函館市中島町の中島廉売で起きた火災で被災した4店舗の取り壊し作業が7日、本格的に始まった。重機で建物の壁や内部を崩していく様子に、廉売関係者や訪れた客からは「寂しい」という声が聞かれた。

 内部の備品を取り除いた状態の店舗の屋根を重機ではがし、崩していった。買い物に訪れた市内の女性(77)は「よく買い物にくる見慣れた風景がなくなるのは寂しい」と話していた。廉売内で鮮魚店を営む女性も「長年仲間としてやってきただけに、取り壊されるのは残念」と名残り惜しそうだった。

 現場から少し離れた場所から見守っていた女性は「4店舗は廉売の中心部にあっただけに、今後どうなるかが気になる」と話す。中島町商店街振興組合の二本柳秀樹理事長は「今後のことは、商売をしている人と大家との話し合いになるのでまだわからない」と語っていた。被災した店舗の関係者は「先のことは未定だが、続けていけたら、という思いは捨てきれない」と悔しさをにじませた。

 中島れんばい横丁開催運営実行委員会(能登正勝実行委員長)の島信一朗会長は「実行委で10日まで募金を募っている。商店街振興組合の見舞い金と合わせて贈るので、中島廉売を元気にするためにもぜひ善意を寄せていただきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社




前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです