椴法華給食調理場が運用開始

update 2010/4/8 15:56

 函館市旧4町村地域(戸井西小学校など3校を除く)の学校給食調理を担う「椴法華中学校親子学校給食共同調理場」(新浜町151、椴法華中学校敷地内)が7日、運用を開始した。オープニングセレモニーには多賀谷智教育長をはじめ、関係者ら約25人が出席。給食搬送車の第1便を拍手で見送った。

 セレモニーでは多賀谷教育長が「安全でおいしい給食を食べてもらうため、これからも努力していく」とあいさつ。続いて吉田崇仁市議会議長ら8人でテープカットが行われた後、関係者の大きな拍手を受けながら第1便が恵山中などに出発した。この日は約500人分を調理し、献立は白身魚のフライなど5品だった。

 同調理場は、旧4町村内に3カ所あった学校給食共同調理場が老朽化し建て替えが必要だったことから、昨年6月から総額約5億円をかけ建設が進められていた。配食地域のほぼ中心の椴法華に機能を集約し、1日1100人分の調理能力を持つ。給食搬送対象校は日新小や臼尻中など12校。調理員は9人、学校への搬送は3経路で実施する。

 施設は鉄骨造り平屋建てで、延べ床面積は約740平方メートル。機能面では同市内であさひ小、昭和小に続いて3番目となる「ドライシステム」を採用。床に水を落とさず乾いた状態で作業ができ、室内の湿度が常時低く保たれ細菌の増殖などを防げることが特徴だ。初日は2経路の搬送だったが、12日から通常の3経路で搬送する予定。

提供 - 函館新聞社




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