森町議会、議員定数16に削減へ

update 2010/4/8 15:56

 【森】森町議会の議会改革等に関する調査特別委員会(委員長・青山忠副議長、21人)は7日、議員定数を現行の22から16に削減することを決め、6月に開会予定の定例会6月会議に議員定数に関連する条例改正案を提出する方針を固めた。議決後、2011年の次期町議選から適用する考え。佐藤克男町長が野村洋議長に提出した、議員定数を12に求める要請書については、同委員会に付託し、今後内容を審査する。

 森町の議員定数をめぐっては、旧森町、旧砂原町の合併で新森町となった2005年4月段階で、合併の在任特例を適用し、旧森町18人、旧砂原町14人の計32人で始動。07年4月の町議選を前に新森町全体で22に改正していた。

 議員定数の見直しは昨年10月から協議し、定数削減の方向で計6回の議論を重ねてきた。最終的には16と18の2案に絞り込み、この日の委員会で、委員長を除く委員20人の採決の結果、12対8で16に決まった。

 青山委員長は「旧森町、旧砂原町が合併して5年しか経過しておらず、両町の均衡を維持していくうえで最低限必要な数。住民の利益を最優先に判断した」と説明した。

 6月会議前に町内会連合会など町民に対し、定数16に至った議論経過を説明し、理解を求めていく。

 佐藤町長が提出した要請書については、議員定数の削減のほか、議員報酬の2割カットも求めており、各議員からは「各市町村の実情に合わせて定数を決めるべき。人口比較で判断するものではない」「議員の職務に対し誤った認識だ」と反発の声が上がっている。

提供 - 函館新聞社




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