喜頓さんの人柄伝える品々並ぶ…生誕100年で展示会

 今年生誕100年を迎えた函館出身の喜劇俳優、益田喜頓さん(1909―93)ゆかりの品々が並ぶ「喜頓メモリアル・アラカルト展示会」が1日、函館市民会館(湯川町1)3階の展示室で始まった。喜頓さんが長年使用したトランクや直筆のノート、喜頓さんが執筆した記事など、その個性や活動を伝える品々が展示されている。入場無料。8日まで。

 市や文化団体など9機関・団体でつくる実行委が、喜頓さんの功績をたたえ、活動記録をしのんでもらおうと開催。展示品は喜頓さんの遺族や市民らが提供した。

 直筆ノートには、新聞や雑誌から演劇やスポーツ、文化など関心のある項目が克明に書き留められており、喜頓さんの筆まめな一面がうかがえる。1990年に新聞に掲載された喜頓さんの連載記事はユーモラスでしゃれっ気がある文章。子どものころから作り話が大好きで、映画館に通った日常生活や野球に明け暮れた日々、さらにはロシア人女性に初恋した青春の思い出など、“キートンワールド”を楽しむことができる。

 同会館の木村拓美館長は「どれもこれも喜頓さんの人柄や活動を伝える貴重なもの。この機会にぜひ足を運んで」と来場を呼び掛ける。

 なお、5、6の両日は同会館小ホールで喜頓さんが出演した映画4作品の上映会が行われる。2日間とも1回目が午後1時―3時で作品は「小さな目撃者」「犯行7分前」。2回目が同4―6時20分で、「灰色の暴走」「浮気の季節」を上映。上映会は各回とも500円で問い合わせは同会館TEL0138・57・3111。

update 2009/9/2 12:15
提供 - 函館新聞社


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