間宮林蔵が見た世界とは…国際シンポ
江戸時代の探検家間宮林蔵にスポットを当てた国際シンポジウム「間宮林蔵が見た世界 デレン・サンタン人・石碑」が30日、函館市五稜郭町の市中央図書館で行われた。大阪学院大の大塚和義教授が林蔵自筆の現地取材メモの断片と思われる資料を見つけた経緯を説明するなど、研究者ら4人がそれぞれの研究成果を報告した。
「間宮林蔵の大陸の旅200年」実行委(代表・中村和之函館工業高等専門学校教授)が主催。市民ら約150人が参加した。
大塚教授は林蔵の自筆と判断した理由を「書簡の字体と似ている」と説明し、「今回断片が出たということはまだどこかに残っている可能性がある。それが見つかるきっかけになれば」などと語った。このほか、林蔵の足跡をたどって樺太などを訪れた際の現地の様子を写真のスライドで紹介した。
大塚教授に先立ち、京大大学院の松浦茂教授が「19世紀初頭江戸幕府の北方調査」と題して基調講演したほか、後半はロシア・サハリン州郷土博物館のタチヤーナ・ローン館長、中村教授がそれぞれ報告した。
update 2009/8/31 15:41
提供 - 函館新聞社
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