森町、投票率アップへ電話作戦 前回参院選の全道町村最低返上狙う

 【森】30日投開票の衆院選に向けて、森町はこのほど、増田裕司副町長を本部長とする投票率向上対策本部を立ち上げた。町内全世帯に電話で投票を呼び掛けるローラー作戦を展開中で、道内町村部で最低の投票率に終わった07年参院選の轍を踏むまいと必死だ。

 森町は、07年参院選道選挙区の投票率が56・13%と、道内町村部で最低を記録。対策本部は佐藤克男町長の呼びかけで、町独自の啓発活動に力を入れようと設置。町内の全7800世帯を対象に、電話で棄権防止を呼び掛ける異例の作戦に出た。

 24日は業務終了後の午後6時から、町選挙管理委員会(広瀬実委員長)から併任発令を受け、選管の腕章を付けた町職員11人が本庁と砂原支所に分かれ、電話帳片手に町民一人ひとりに電話。「30日は大事な選挙。忘れずに投票をお願いします」と呼び掛けた。

 町内には昨年度、町明るい選挙推進協議会(手代木惇会長)も発足。今衆院選に合わせてのぼり120枚、チラシ600部を作成。また各町内会でも投票を呼び掛ける回覧チラシを作るなど、町ぐるみでの取り組みが進む。

 電話作戦は28日まで行う予定で、対策本部の輪島忠徳副本部長は「投票率は民度や自治意識の高さが反映されるもの。今回は05年衆院選(66・85%)から10%アップを目指す」と話している。

update 2009/8/26 10:28
提供 - 函館新聞社


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