函館市が来月9、28日に初企画 バスツアーで道央圏からの観光客つかめ
函館市は、札幌市など道央圏からの観光客増を図ろうと、野菜の収穫体験や函館朝市の見学を盛り込んだバスツアー「とっておき旬の味覚収穫祭」を初企画した。旅行会社の協力を受けた広域観光型のツアーで、9月9日と同28日に1泊2日の日程で行う。市観光振興課は「車利用の旅行形態に着目したツアー。函館観光のリピーターを増やしていきたい」としている。
昨年度から道央圏をターゲットにJRを移動手段に使ったツアー企画を定期的に発案していたが、バスを利用したツアー企画は今回が初めて。自動料金収受システム(ETC)を活用した高速道路料金割引を利用し、車で函館入りしようとする旅行者に向けて観光メニューを提案した。今回は試験的に実施し、参加者の満足度など効果を検証したうえで、旅行会社の商品に活用してもらう考え。
市内の観光スポットのほか、近郊での体験型観光メニューを取り入れているのが特徴で、近隣市町と協力した広域観光の構築も図る。函館ならではの旬の海産物のほか、収穫した野菜を食材にした特別メニューを夕食で提供する。合わせてレシピも披露する。
両日ともJR札幌駅北口を午前7時半出発。八雲町内でピザ焼き体験をした後、七飯町の農家でトウモロコシや枝豆、タマネギなどの収穫体験をする。函館市内のホテルに宿泊し、2日目は函館朝市を見学、食事や買い物を楽しんでもらう。五稜郭公園や元町の散策も予定されている。
定員は各日40人。旅行代金2万4800円(往復バス運賃、宿泊費、収穫体験費用など含む)。市観光振興課は「函館在住の人も道央圏に住む親戚や知人に声を掛けてほしい」と呼び掛けている。
問い合わせは近畿日本ツーリスト札幌営業所TEL011・221・5489。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。