18年ぶり快挙 女子800で岡田が日本中学新…全国中体連陸上
【大分】大分県の九州石油ドームで21日に開幕した陸上は、23日の女子800メートル決勝で岡田芽(上磯3年)が2分7秒51で栄冠を手にした。また日本中学記録を0・3秒上回り、18年ぶりの更新となる快挙を成し遂げた。同種目の優勝は道内勢初。
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22日の予選は2分12秒15で今シーズン2番目の好タイムで流れに乗った。続く準決勝も2分11秒58で道記録を更新し、決勝進出者8人の中でトップで通過。岡田を7年間指導し続けてきたほくとJCの鈴木洋コーチは「いい流れで予選、準決勝を走れていたので安心できた」という。
“日本一”へ向けて満を持して挑んだ決勝は序盤に5人が抜け出して5番手でレースを進めた。1周目は予想通りの63秒。「決して速いペースでもなく、10秒を切るにはいいタイム。余裕も感じられた」(鈴木コーチ)。落ち着いたレース運びでバックストレートに入った。
残り700メートルから650メートルで加速して一気にスピードを上げて第4コーナーで先頭に踊り出ると、トップスピードまま直線。並み居る強豪の猛追を振り切ってゴールした。鈴木コーチは「加速がなめらかで理想的な展開。きれいなレースだった。中学生の力を感じた」と、快挙を褒めちぎった。
2分7秒51は日本中学記録を18年ぶりに塗り替えただけでなく、1日に奈良県で開かれたインターハイ女子800メートルの優勝タイム2分7秒45にあと0秒06と迫る大記録。道南女子中学中距離界の“至宝”が、全国の大舞台で羽ばたいた瞬間となった。24日に決勝が行われる1500メートルも予選を通過。2冠への勢いになりそうだ。
提供 - 函館新聞社
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