威勢よく「えいやー」…いさり火まつり献湯行列

 函館の夏祭りの最後を飾る「第44回はこだて湯の川温泉いさり火まつり」(実行委主催)が22日、同温泉街で開催された。午後からは源泉をみこしで運び湯倉神社(函館市湯川町2)に奉納する「いさり火献湯行列」行われたが、夜に予定されていた灯篭(とうろう)流しと花火大会は、強風などの影響で23日に順延となった。

 函館湯の川グランドホテル(函館市湯川町3)で行われた温泉採湯式では、神事を執り行ったあと、みこしの中のタンクに源泉を注ぎ入れた。河内孝善実行委員長は「源泉は私たち温泉に携わる者の命。感謝の気持ちを忘れずに、しっかりとみこしを運んで奉納してほしい」とあいさつした。

 みこしの担ぎ手には約50人が参加。同ホテルから湯倉神社まで約3キロの道のりを、途中で休憩を挟みながら約1時間半かけ、「えいやー」など威勢のよい掛け声とともに練り歩いた。沿道には観光客や地元住民ら大勢の見物客も姿を見せ、写真を撮ったり応援の掛け声を掛けるなどしながらまつり気分を満喫していた。

 なお、この日は午後6時45分から松倉川で灯篭流し、同7時40分からはいさり火花火大会が予定されていたが、強風や高波のために23日に順延となった。

update 2009/8/23 09:45
提供 - 函館新聞社


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