函館地裁管内、裁判員候補 来年1800人

 函館地裁は17日、2010年の裁判員候補者名簿に登録する人数を1800人にすると発表し、同地裁管内21市町村(渡島、桧山と後志支庁の一部)の各選管に割当数を通知した。管内全体の有権者は6月2日現在41万3031人で、名簿に記載される確率は約229人に1人となる。

 09年は制度がスタートした5月21日からの約7カ月間のため、候補者数は管内全体で1500人だったが、初めて通年で裁判員裁判が実施される10年は300人増やした。

 管内で過去5年間の平均対象事件数は13・6件。最も対象事件が多かったのは07年の23件で、05、06年は各9件と少なかった。1件当たりに必要な裁判員数は約100人程度と見込み、辞退者数を勘案して多めに見積もっている。

 候補者数は、有権者数の比率で各市町村に割り当てて配分。函館市の場合は1039人で、有権者232人に1人の割合となり、管内市町村で最も可能性は小さい。以下有権者の多い順に、北斗市172人、七飯町104人、八雲町70人と続く。逆に少ないのは島牧村の8人、黒松内町、奥尻町が各13人、寿都町14人で、黒松内町は最も可能性の高い206人に1人が記載される。

 今後、各市町村の選管が必要人数を抽出し、候補者名簿を作成。新たな候補者には11月下旬ごろに最高裁から名簿記載通知や事前の調査票が郵送される予定。新しい名簿は10年1月1日から12月31日までの1年間に起訴された重大事件の裁判員裁判に使用される。

update 2009/8/18 10:56

提供 - 函館新聞社


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