終戦記念日 戦没者追悼 函館ユネスコ協会 平和の鐘響く

函館ユネスコ協会(関口昭平会長)は、今年で9回目となる「平和の鐘を鳴らそう」を行った。市内9カ所の寺院や教会で午前11時半から一斉に始まり、市民が鐘の音に平和への祈りや願いを託した。

 2000年にユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が提唱し、国連が定めた「平和の文化国際年」に関連した事業を、毎年この時期に全国各地で行っている。同協会では、終戦記念日の15日に合わせて鐘を鳴らすイベントを実施している。

 会場の一つとなった本願寺函館西別院(東川町)には同会員や市民ら約50人が集まった。始めに関口会長が「64年前に日本はけんかのない国となった。これからも維持していくためには振り返る日が必要。そのための大切な事業」と子どもたちにも分かりやすく趣旨を説明し、鐘つきに移った。

 2回目の参加という宮前町の無職、山岸京子さん(84)は「終戦のことを思うと胸がいっぱいになる。夫は無事に帰ってきたが、家族に召集令状が届くような悲惨な世の中はもうこりごり。いつまでも平和が続くように活動に参加していきたい」と話していた。

update 2009/8/16 09:27
提供 - 函館新聞社


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