新駅北口にも駐車場 利便性向上へ検討…道新幹線
【北斗】北斗市は、2015年末の開業が予定されている北海道新幹線新函館駅(仮称)の北口広場に駐車場を設置する方向で検討を進めている。国道227号側の南口に集約するとしていたこれまでの方針を転換し、国道5号から新駅にアクセスする乗客の利便性を高めるのが目的だ。
12日に開かれた市議会の道新幹線建設促進及び地域振興等に関する調査特別委員会(中井光幸委員長)で、市が整備構想を示した。
市は新駅の周辺整備計画で、自家用車の駐車場を南口に約1100台分設置する方針を示していた。しかし、同市と七飯町にまたがり国道5号から新駅北口につながる、約2.8kキロの付け替え道路が今年1月に道道(新函館停車場七飯線=仮称)に昇格し、道路網が改良。周辺市町から北口に駐車場を求める声もあった点などを踏まえ、北口広場と一体化した駐車場整備を行う考えだ。
北口駐車場は自家用車用とする方針で、観光バス用は南口に集約する。市新幹線対策課は「走行性の良い道路と使い勝手の良い広場が完成すれば、おのずから北口に車の乗り入れが多くなることが見込まれる。駐車場を南北に分散させることで、南口で商業用地としての活用も図りたい」と話す。
ただ、北口広場の計画予定地は国が2005年度から進めている農業用水路の改修事業計画と重なっており、市は今後、道開発局など関係機関と協議する方針としている。
提供 - 函館新聞社
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