市函放送局が初の優秀賞…全国高総文祭

 市立函館高校放送局(戸澤勇次局長、局員16人)は、このほど三重県で行われた第33回全国高校総合文化祭(全国高総文祭)の放送部門・ビデオメッセージ部門で初めて優秀賞に選ばれた。演劇や日本音楽など表彰対象のある11部門のうち、道南で入賞したのは同校のみ。作品はからくり人形制作に情熱を傾ける市民にスポットを当てた5分間の番組で、メンバーは「すごくうれしい」と喜んでいる。

 全国高総文祭は7月29日から8月2日まで行われ、芸術文化活動に励む高校生が活動成果を披露した。道内からは昨年秋の地区、全道大会を経て、全国参加校が選ばれた。ビデオメッセージ部門には94作品が出場し、7作品が優秀賞に輝いた。

 市函高の番組は「からくり〜街角に吹く江戸の風」。市内でからくり人形館を開く平塚、英昭さんにインタビューを重ねて人形作りの魅力などを聞く内容で、3年生の戸澤局長(17)と高土井夏実さん(18)が昨夏から取材を進めた。

 企画発案者で、インタビューと編集を担当した戸澤局長は「平塚、さんの人形に対する情熱が伝わるよう映像を詰め込んだ。他校でも良い作品があったので認められてすごくうれしい」と喜ぶ。カメラマンの高土井さんも「人形の動きに合わせて撮影するのが難しかった。今まで携わった作品の中でも一番のお気に入り」とし、「何度か部活をやめたくなったけど好きだったので続けた。全国入賞は誇りになる」と語る。

 2人を含む3年生は全国大会後引退。戸澤局長は「好奇心を持って良い番組作りをしてほしい」と後輩にエールを送る。

update 2009/8/13 12:26
提供 - 函館新聞社


前のページにもどる  ニュースをもっと読む


ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです