50年後 開港200周年にタイムカプセル開けよう
函館や室蘭、苫小牧、小樽の59のライオンズクラブで構成する「ライオンズクラブ国際協会331―C地区」は、函館開港150周年を記念し、市内の子どもの夢や希望などの寄せ書きをタイムカプセルに詰め込む。開けるのは開港200周年を迎える50年後の2059年。封印を前に12日、会員が西尾正範市長にタイムカプセルの目録を寄贈した。
ライオンズクラブ同地区は来年函館での大会開催を控えており、記念事業として発案。大会事業費でタイムカプセル一式を制作し、市に寄贈した。
函館市教育委員会の呼び掛けで、市内に85校ある全小中学校の合わせて802クラスが7月、1クラスずつB3判1枚の寄せ書きを作成。一人一人が「自分の夢」や「函館の残したいもの」などをテーマに書いた。夢では「美容師になる」や「看護師になりたい」など具体的な職業が書かれていたり、残したいものでは「イカ踊り」や「夜景」「津軽海峡の青さ」などが書かれていた。
贈呈式にはライオンズクラブ同地区の会員約10人が参加。代表者の青木誼(よしみ)地区ガバナーが西尾市長に目録を渡し、西尾市長は感謝状を贈った。青木氏は「クラブ内でも好評の意見が多く50年後が楽しみ」と話し、西尾市長は「将来に残る物をありがとうございます」と礼を述べた。
出席した会員と対応した市教委職員らは、「函館はどうなっているのか」や「自分は生きているか」など、50年後に思いをはせながら記念撮影し、写真をカプセル内に一緒に入れることにした。
カプセルへの封印は、開催中の函館開港150周年記念イベント会場で16日午後5時から、グランドフィナーレの中で行う。児童生徒の代表が寄せ書きを収納する予定。その後、函館市中央図書館1階のロビーで保管する。
提供 - 函館新聞社
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