姥神大神宮渡御祭、上町巡行でフィナーレ
【江差】姥神大神宮渡御祭は最終日の11日、渡御行列による上町巡行(うえまちじゅんこう)が、真夏の青空の下で行われた。午後9時すぎには、町内13基の山車が新地町の繁華街に勢ぞろい。暑さを吹き飛ばすような、威勢の良い掛け声とみやびな祭りばやしが、3日間にわたる祭礼のフィナーレを彩った。
猿田彦命が先導する、みこし行列に付き従った13基の山車行列は、正午すぎに同神宮前を出立。同日の最高気温は正午前に29・7度に達し、うだるような暑さと日差しの下で、山車の引き手は汗だくになりながら「エンヤ!エンヤ!」と威勢の良い掛け声に合わせて、海岸沿いの街並みや山坂が多い上町地区を巡行した。
色鮮やかな灯火に彩られた山車行列は、午後9時すぎには、大勢の観光客が待ち受ける新地町の繁華街に勢ぞろい。通りに面して、横一線に並ぶ「立て山車(やま)」の姿勢となった山車の周囲では、はんてん姿の若者が、祭りばやしに合わせて、肩を組みながら踊り回り、祭礼の熱気は最高潮に達した。
また、下町巡行の10日に行われた「祭ばやしコンクール」(江差観光コンベンション協会など主催)の審査結果は、11日の巡行前に発表され、津花町の「楠公山(なんこうやま)」(柳田慎一頭取)が優勝した。2位は陣屋・海岸町の「松寳丸(まつほうまる)」(若山正彦頭取)、3位は茂尻町の「譽山(ほまれやま)」(明石秀樹頭取)。努力賞は豊川町の「豊榮山(ほうえいざん)」(成田尋昭頭取)、本町の「清正山(せいしょうざん)」(浅野吉雄頭取)が受賞した。
提供 - 函館新聞社
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