静岡地震、函工定時制サッカー部 無事到着
11日早朝に静岡県中部を襲った震度6弱の地震は、道南の関係者にも影響を与えている。7日から静岡市内で行われている全国高等学校定時制通信制サッカー大会に出場していた函館工業高校の選手とコーチら14人も、宿泊先で震度5強の大きな揺れに遭遇。交通機関の乱れにより新幹線に約2時間の遅れが出たが、同日夕、無事に函館空港に到着した。このほか、函館市民の中には同県内の知人の無事が確認でき、ほっとする姿もあった。
同校は10日に行われた同大会準々決勝で伊勢崎工業(群馬)に0―1で惜敗。翌日に函館に戻る予定で宿泊していた同市清水区内で地震に見舞われた。
同チームの斉藤祥夫コーチ(28)は「最初に強い縦揺れがきて、みんなすぐに飛び起きた。その後に横揺れがやってきた」と当時の様子を生々しく語る。新幹線のダイヤも乱れ2時間遅れで東京駅に到着した。羽田からは予定通り午後16時55分発の便に乗り込み、同6時過ぎに無事に函館に到着した。
また、函館音楽協会会長の吉田淳子さん(函館市亀田本町)は、震度5弱を記録した静岡県河津町に知人がおり、夕方になってようやく無事を確認できた。吉田さんは「知人は大雨と地震が重なりとても不安だったと話していた。とにかく無事でいてくれてほっとした」と胸をなでおろしていた。
また、毎年夏に「ふじ丸」(2万3235d)を使った「青少年の船」活動を行っている静岡県富士市では、今年は中学生以上の374人が6日から7日にかけて、函館や大沼などを訪れた。9日に同市田子の浦港に帰港した後に地震に見舞われたが、同市教育委員会社会教育課の大道和哉さんによると、「台風が接近していたこともあり、ふじ丸は10日のうちに神戸港へ移送されていて無事だった。市内では震度4を観測したが、大きな被害は見られなかった」と語る。
提供 - 函館新聞社
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