支持拡大へ各氏全力 衆院選公示まで2週間…総選挙 道8区
18日の衆院選公示(30日投開票)まで4日で2週間となった。道8区の立候補予定者5人は「港まつり」の会場で“顔”を売ったり、こまめに支持者回りをするなどして支持拡大に全力を挙げている。
自民党新人、福島啓史郎氏(63)は3日も支持者回りに明け暮れた。選挙事務所では18日の出陣式の郵送案内作業に入るなど、決戦に向けた準備が進む。
川尻秀之選対本部長は「今でも逆風で厳しいが、日に日に感触は良くなっている。マニフェストも発表され、保守の自民か、そうでない民主かということで、有権者も真剣に考えている」と語る。7日に橋本聖子参院議員を招いて総決起集会を開く。
民主党前職、逢坂誠二氏(50)も支持者回りに懸命。陣営幹部は「有権者にも組織内にも漂う楽観こそが最大の敵」と引き締める。労組票、民主系道議や市議、引退した金田誠一氏の支援者引き継ぎなどの「守り」に加え、政権交代を見据え、保守票切り崩しの「攻め」も忘れない。
ただ幹部は「思っている以上に逢坂の知名度は高くない」といい、8日の「政権交代実現総決起集会」をうねりに、決戦ムードを高める。
無所属新人、佐藤健治氏(51)は3日、港まつりのパレードに参加し、地域住民の一人として祭りを盛り上げた。
陣営幹部によると、佐藤氏は「この選挙のために4年前から準備をしてきた。やっと闘える、という気持ち」と士気が高まっている。政党や組織を持たない「草の根選挙」となるため、幹部は「できることは限られている。時間の許す限り、とにかく支持者回りをするしかない」と語る。
幸福実現党新人、西野晃氏(32)は3日、港まつり会場で市民と握手し名刺などを配り、名前を売り込んだ。神田弘美選対本部長は「党名を知っている方が結構いらっしゃるので好感触を得ている」と攻勢をかける。
無所属でこのほど出馬を表明した新人、坂野六男氏(77)は独自の戦いで、関係者と準備を進めている。
提供 - 函館新聞社
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