藤野さんの短編小説が佳作に
七飯町に住む看護学生、藤野良太さん(20)が、東京の出版社が企画した短編小説のコンテスト、第2回「もののあはれ恋物語賞」で佳作に選ばれた。道南からの受賞者は藤野さんのみ。秋には入賞作品をまとめた本が全国出版される予定で、藤野さんは「書籍化は初めて。これからも小説を書き続けたい」と喜んでいる。
入賞した藤野さんの作品は「145系統のバスにて」。同じバスに乗り合わせた女性に淡い恋心を抱く男性の揺れ動く心情を、400字詰め原稿用紙6枚の分量に描いた。ペンネーム名は荒武歩菖。佳作は大賞、審査員特別賞に次ぐ賞で、全国で34作品が受賞。全国から1739件の応募があり、道内からは3作品が入賞した。
藤野さんは七飯町出身。幼いころから話を考えるのが好きで、中学生くらいのころから作文を書いていたという。これまで書いた作品は50以上に上り、コンクールにも数回応募したことはあったが、受賞作品が書籍になるのは初めて。「読んでもらえるだけでうれしい」と喜び、「読者が想像力を働かせられる作品にも挑戦したい。もし本を見つけたら手にとってほしい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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