丸井今井函館店の離職者向け総合相談会

 丸井今井の新会社への移行に伴う離職者を対象にした総合相談会が28日、函館市本町の本町会館で開かれた。7月末で離職を余儀なくされる函館店の従業員ら約60人が出席し、函館公共職業安定所など6機関の担当者が再就職に向けた今後の手続きなどを説明した。

 相談会は午前と午後の計3回に分けて開催。担当者が管内の雇用情勢や職種別の求人状況などを紹介し、再就職までの流れや雇用保険、年金などの手続きについて解説した。会場には6機関のブースも設けられ、職業訓練などに関する個別相談にも応じた。

 丸井今井は7月31日にも札幌本店と函館店の事業を三越・伊勢丹ホールディングスが設立済みの新会社「札幌丸井今井」と「函館丸井今井」の2社にそれぞれ譲渡する。函館店の従業員213人(7月1日現在)はいったん全員解雇され、新会社で約170人を再雇用する。

 丸井今井によると、これによる函館店の離職者は計65人に上る。内訳は正社員30人、契約社員26人、パート社員9人。新会社では正社員がこれまでの3分の1程度に削減され、正社員から契約社員などへの雇用形態の切り替えもあるという。

 化粧品などの販売員として13年間勤めてきた30代の契約社員の女性は「一人暮らしなので家賃や光熱費など目の前の生活が一番不安。今後も接客業に就きたいけど、今の状況では転職も難しそう。店には今後も頑張ってもらいたいけど…」と複雑な胸中を明かした。

 新会社への移行に伴い、函館店の営業時間は29日は午後7時半まで、30日は同6時まで。31日は休業し、8月1日からは午前10時から午後7時までと、従来より閉店時間が30分早まる。

update 2009/7/29 11:05
提供 - 函館新聞社


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