函館市職員採用1次試験、不況で受験者増

 2010年度の函館市職員採用1次試験(短大、大卒程度)が26日、公立はこだて未来大(亀田中野町)で行われた。大卒程度の受験者数は前年度の約1・3倍に増加。昨秋からの急激な景気悪化の影響で、公務員人気回復の兆しをうかがわせた。

 採用職種は一般事務で、分野は行政のほか、市が独自に設定した経済・経営、国際、水産海洋、情報の5種。短大、大卒程度を合わせて応募があった311人のうち、当日は200人が受験。受験率は64・3%だった。

 マークシート方式で教養試験などの筆記試験に挑んだ。8月下旬に2次試験を予定。高卒程度、身障者対象の一般事務採用試験は9月下旬に行われる。例年10人程度の採用をめどとしているが、最終的には9月下旬に予定している3次試験を経て合格発表する。

 近年は本州の好景気で民間企業の採用枠が増え、受験者数は減少傾向にあった。このため市は今年、受験者を増やそうと例年9月に実施する採用試験を前倒ししたが、不況と相まって受験者が増えたとみられる。市人事課は「今年は試験への問い合わせも多く、不況で公務員志向が強まったのでは」と分析している。

update 2009/7/27 12:02
提供 - 函館新聞社


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