大雨でJR線路に土砂、八雲で交通マヒ
【八雲】25日未明から降り続いた雨の影響で、八雲町の国道5号で路肩が崩れ、JR函館線の線路に土砂が流出する被害があった。国道は一部区間で通行止めとなり迂回(うかい)路を設けたが、復旧の見通しは26日以降となっている。JRも運休や遅れが相次いだ。
函館海洋気象台によると、25日未明の降り始めから正午までの雨量は乙部町潮見で55.5ミリ、厚沢部町鶉と江差町で29.5ミリ、八雲町21ミリ、函館で16ミリなど。
八雲町旭丘の国道5号では25日午前、山側の上り線で約20センチが冠水。午前10時15分過ぎには下り線側で路肩の土砂が長さ10メートル、高さ20メートルにわたって崩れ、函館開発建設部八雲道路事務所は同11時から同町落部―東野間3.1キロの通行を規制、山側の町道東野栄浜線、東野桜野線の計約4.5キロを迂回(うかい)路として対応。26日以降の片側交互通行に向けて準備作業を進めている。
この土砂崩れで、国道から約30メートル下を走るJR函館線に土砂が流入、落部―野田生駅間の下り線で20―30メートルにわたり線路がふさがれ、長万部―森間で運転を見合わせた。
午前10時20分ごろには函館発札幌行きの特急北斗5号(乗客260人、8両編成)が走行中、土砂を踏み越えて立ち往生した。北斗5号は約2時間後に運転を再開したが、乗客は八雲駅で特急スーパー北斗6号に乗り換えて札幌に向かい、同6号の乗客は代行バスで函館方面に向かった。
午後8時までに特急12本、普通列車10本が運休した。運転再開は上り線が午後7時55分、下り線は同10時37分にずれこんだ。
提供 - 函館新聞社
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