大沼湖水まつり開幕、湖面に幻想的な明かり
【七飯】今年で節目の100回目となる大沼湖水まつり(同運営委主催)は25日、大沼国定公園広場をメーン会場に始まった。先祖や水難者を弔う伝統の灯篭(とうろう)流しをはじめ、大沼で誕生したといわれる「千の風になって」の大合唱など、100回記念にちなんだプログラムで幕開けを飾った。26日まで。
湖水まつりは、1906(明治39)年に湖面に灯篭を流し水難事故の犠牲者の霊を慰めたのが起源。現在はステージショーなど各種イベントも合わせて開催している。
まつりには「千の風になって」を訳詞、作曲した新井満さんが参加。恒例の灯篭行列の前にオープニング行事が行われ、七飯大沼小の児童や来場者ら約1000人で「千の風になって」を合唱した。
灯篭行列は雨の中、行われ、灯篭を手にした約150人の行列が大沼国際交流プラザ前から出発。同公園広場で慰霊祭が行われ、運営委の堀元委員長が「雨が降っても予定通りの行事をやる。記念の100回目を迎えた祭りを楽しんで」とあいさつした。その後、来場者は灯篭を湖面に次々と流し、約1500個の明かりが幻想的にともった。約1000発の花火も打ち上がり、夜空に大輪が広がった。
最終日は午前9時開場。子供向けの「アンパンショー」や歌謡ショー、YOSAKOIソーランチームの演舞のほか、同7時から灯篭流し(1500個)、同8時からは花火大会(2000発)がそれぞれ行われる。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。