石山税関長が着任会見
函館税関の石山周二税関長(56)が23日、函館市海岸町の函館港湾合同庁舎で着任会見し、「管轄区域の対岸にはロシア、北朝鮮が位置するため、密輸やテロなどを水際で徹底して取り締まり、国民の安全・安心の確保に努めたい」と抱負を述べた。
石山税関長は大分県出身。中央大学経済学部を卒業後、1971年に旧大蔵省に入庁し、大阪税関関西空港税関支署長、同税関監視部長などを歴任。昨年7月から東京税関監視部長を務め、14日付で第74代函館税関長に就いた。
函館税関については「150周年の節目の年に勤務できることは光栄で、重責に身の引き締まる思い」と話し、「社会的な要請や国民の期待に応え、信頼される税関行政を目指したい」と強調。円滑な国際物流の確保や、迅速な通関手続きの推進も重点課題に挙げた。
初の道内勤務となる函館の印象については「和洋折衷の歴史的建造物が多く、早くもまちの魅力に取りつかれそう。地元の方も温かくて親切」と語った。これまでの印象的な業務として、大阪税関時代の2007年に製材コンテナから覚せい剤や大麻など過去最多の計643キロの密輸事件を摘発したことを振り返った。
提供 - 函館新聞社
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