衆院選へ一気に加速 8区各陣営、緊張高め決戦
衆院の解散を受け21日、道8区(渡島・桧山管内)に出馬する4陣営は一気に選挙モードに入った。投開票まで40日間という長丁場だが、各陣営は公示前に総決起集会を開くなどして緊張感を高め、決戦に挑む。
民主党前職で8区初挑戦となる逢坂誠二氏(50)は、衆院本会議に出席し、万歳三唱で解散の瞬間に立ち会った。「追い風は感じるが、選挙に盤石はあり得ない。政権交代をてこに、これまで与党がやれなかった国民生活に身近な政策を実現しなければ」と決意を新たにした。22日には函館市内で街頭演説する予定で「地元の有権者と地道に向き合う『どぶ板選挙』の気持ちで、これまで以上に活動を加速させたい」と述べた。
自民党新人で前参院議員の福島啓史郎氏(63)は、この日の午後に東京入りし麻生首相から党の公認書を受けると、函館にとんぼ返り。「晴れやかな様子の首相と、現役議員の厳しい表情が対照的だった。逆風の中で走り続けるだけ」と気持ちを引き締める。8月7日に予定する総決起集会では橋本聖子参院議員も駆けつける。「景気や雇用などで閉塞感が漂う道南を“チェンジ”するためにも全力を尽くしたい」と意気込んだ。
無所属新人の佐藤健治氏(51)は終日、市内の支持者回りに奔走。解散について、選対関係者は「昨年やるべきもの。任期満了の選挙が1週間早まったと思い準備を進めている」。加藤清郎後援会長は「今まで続けてきた活動の手を緩めずにやるだけ。後援会の皆さんを中心に多くの有権者と接触を深め、佐藤健治をアピールしていきたい」と気持ちを高めた。27日には事務所開きを行い、体制を強化し支持拡大を図る。
「わたしたちは淡々とやるだけ」。21日午後1時、幸福実現党新人の西野晃氏(32)は宗教法人幸福の科学函館支部で、政党のPR資料作成の手を急ぎながら冷静につぶやいた。「知名度を上げる努力の手を緩めず、これまで通り必死に有権者と対話を重ねる」と、この日もJR函館駅前で街頭演説。22日には党本部道ブロック代表の佐藤直史氏が来函する予定で、今後は商店街や企業などの事務所にも積極的にアプローチするという。
提供 - 函館新聞社
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