魂の踊り 観客を魅了 ギリヤーク尼ケ崎さん
函館市生まれの大道芸人ギリヤーク尼ケ崎さん(78)の青空舞踊公演「祈りの踊り」が20日、同市松風町の大門グリーンプラザで開かれた。おなじみの赤い長襦袢(じゅばん)姿で「じょんがら」など3演目を披露。魂を込めた熱い踊りで幅広い年代の観客を魅了した。
41年目を迎えた青空公演。今年は会場の都合で一日延期となったが、大勢の人が集まった。ギリヤークさんは昨年末に心臓病を患い、体内にペースメーカーを入れていたが、最初の演目はバチさばきが激しい「じょんがら」。三味線を持って飛び跳ねるいつも通りの演技に歓声が起こった。
ファンとともに踊った「よされ節」に続き、最後は「念仏じょんがら」。途中で水をかぶり、多彩な顔の表情や、地面を叩いたり寝転がるなど、激しい動きを見せ、健在ぶりをアピール。観客からは多くの投げ銭が寄せられた。
公演後ギリヤークさんは「じょんがらが終わったときに体がきつくて最後まで持たないと思ったが、乗り越えることができたのは、わたしの踊りに対して目の肥えた函館の皆さんの厳しい目線。おかげで(青空公演)50周年まで頑張れそう」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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