元保健所職員・鈴木さんが有機紅茶、香辛料販売
函館市湯浜町の元道立保健所職員、鈴木英俊さん(59)がこのほど、有機栽培の紅茶や香辛料などを取り扱う「N.HARVEST(エヌ・ハーベスト)」を立ち上げた。農水省の有機JASマークも取得済みで、鈴木さんは「安全、安心はもちろん、品質にも絶対の自信がある商品をそろえている。値段も手ごろなので、ぜひ多くの人たちに利用してもらいたい」と呼びかけている。
函館生まれの鈴木さんは、検査技師として病院や道立保健所などに勤務。2006年に苫小牧保健所を退職後は函館に戻り、「地元に貢献できる仕事ができれば」と考えてきた。そんな中、新たな仕事のヒントを与えてくれたのが、東京に住む長男の裕さん(30)だった。大学在学中にインドやパキスタンなどに長期滞在し、卒業後は薬膳カレーの店に勤務するなどしていた裕さんが海外との取り引きに明るかったことから、1年間かけて有機JASマークを取得。鈴木さんを社長、裕さんを副社長兼東京営業所長とし、鈴木さんの娘婿を加えた3人で、有機食品を取り扱うエヌ・ハーベストを立ち上げた。
主力商品はインドとスリランカから輸入した、アッサム、ウバ、ダージリンなど8種類の有機紅茶。有機栽培というだけでなく、品質にも徹底的にこだわっていて、シンプルながら洗練されたデザインのパッケージにもその自信が表れている。値段も100グラム1050円(ダージリンのみ1250円)と手ごろになっている。一般店舗での取り扱いはまだ少ないが「売り込み先での反応もよく、販売先の拡大に力を入れたい」と意気込む。
今後は有機スパイス、有機ハーブに加え、ヒジキやフノリ、しゃち豆など北海道の自然食品や低農薬食品なども扱っていく。鈴木さんは「会社名のエヌ・ハーベストのエヌ(N)にはナチュラル(自然)と北海道の北(ノース)、無(ノン)農薬の意味が込められていて、現地の生産者を保護するフェアトレードにも取り組んでいる。仕事を通じて有機栽培を実践する生産者と消費者の架け橋になれれば」と話している。
同社の連絡先は鈴木さんTEL0138・53・2047。ホームページのアドレスはhttp://
提供 - 函館新聞社
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