函工生徒3部門で全国大会出場 高校生ものづくりコンテスト

 函館工業高校(昆野茂校長)の生徒が、11月に神奈川県で開かれる「第9回高校生ものづくりコンテスト全国大会」(社団法人全国工業高校長協会主催)に出場する。このほど行われた道大会の旋盤作業、化学分析、測量の各部門で優秀な成績を収めたため。3部門での全国出場は2005年以来4年ぶりとなり、生徒たちは意欲を新たにしている。

 このコンテストはものづくり技術、技能の継承を図る機運を高めようと、高校生の学習成果発表の場として開催している。自動車整備や電気工事など計7部門があり、地区別のブロック大会を経て全国出場選手が決まる。

 化学分析で最優秀賞に輝いたのは工業化学科3年の新田知弘君(17)。競技は食酢の酢酸を定量する技術を競うもので、同じ高得点を取った生徒がもう1人いたが、作業をわずか10秒早く終えた新田君が優勝した。全国に向け、「もちろん優勝したい」と意気込みは十分。

 測量で最優秀賞を獲得したのは環境土木科3年の田中真貴君(17)、飯田洋介君(18)、2年の大久保公一郎君(17)、工藤尚也君(16)。グラウンドに描かれた五角形の内角と辺の距離を制限時間内に測る競技で、リーダーの田中君は「みんな落ち着き、練習以上のスピードで正確にできた」と喜ぶ。飯田君は「夢なら覚めないでと思った」、大久保君も「かなりうれしかった」と道大会を振り返り、補欠で大会参加はかなわなかった工藤君は「全国でもいい成績を残して」とエールを送る。

 電子機械科3年の板橋祐也君(17)は旋盤作業で2位に当たる優秀賞となった。「扱う機械が学校と違ったのでうまく仕上がるか心配だった」とし、「全国でも高い点数を取りたい」と目標を語っている。

update 2009/7/18 15:47
提供 - 函館新聞社


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