来年度から旧4町村地域 家庭用以外の水道料金統一

函館市は2010年度、旧4町村地域の家庭用以外の水道料金を、旧函館市内に適用している料金に統一する。新料金となった場合、市の試算(08年度決算ベース)では対象となる482件中、65%(315件)は負担が軽減する。一方で平均料金は年間1万5709円増額となり、使用量などによって恩恵が異なる。12月の定例市議会に関係議案を提出する予定。

 16日に戸井支所で開いた本年度第1回目の函館市戸井地域審議会(尾関忠義会長)で明らかにした。今後南茅部、恵山、椴法華の3地域審議会でも順次説明する。

 対象となるのは、公の施設や事務所などの団体用、飲食店や旅館などの営業用、水産加工業の施設や荷さばき所などの水産加工用、病院用など。合併協議会の決定を受け、合併後5年間は旧4町村時代の異なる料金で徴収していたが、09年度でこの期間を終えるため統一する。市水道局は「同一用途、同一水量であっても料金が異なる不均一を解消したい」などと説明した。

 これまでより負担が減る対象者は、戸井では83%、恵山では62%、椴法華では57%、南茅部では63%。年間の平均差額は戸井は4万3713円減るが、ほかの3地域では増加し、恵山が最も多い5万7302円増に。一例では、水産加工用(口径40ミリ)の使用水量500立方メートルでは、これまで戸井は8万1800円、南茅部は4万7103円だったが、今後は8万619円となる。

 審議会では、負担の増減や累進度について委員から質問があり、水道局は「戸井の場合は負担が軽くなる割合が高いが、地域ごとに異なる」などと答えた。

update 2009/7/17 13:32
提供 - 函館新聞社


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