ナッチャン18日運航再開 就航準備本格化
道南自動車フェリー(函館市港町3)の函館―青森航路の高速船「ナッチャンWorld(ワールド)」が18日、9月末までの期間限定で運航を再開する。船が接岸する函館ターミナル(同)では、船内設備の清掃やメンテナンス、物販品の搬入などが本格化し、社員総出で準備に追われている。
高速船ナッチャンは2007年9月に「レラ」、昨年5月に「ワールド」が青函航路で相次いで導入されたが、燃料高騰や利用客の伸び悩みから、昨年10月末で運航を取りやめていた。今回は地域の要望に応え、9月30日までの期間限定で一日1―2往復する。
再就航を目前に控え、函館ターミナルでは準備に大忙し。16日も委託業者や社員ら約20人が設備の清掃や点検、荷物の搬入などに汗を流し、船内サービス担当の西尾由美さん(32)は「夏休みの船旅を安全に楽しんでもらえるようお客さまの目線でおもてなししたい」と話した。
18日―31日と、8月24日―9月30日が一日1往復2便、繁忙期に当たる8月1日―23日は一日2往復4便運航。運航初日を含む7月18―20日の3連休は各便とも定員772人に対し、既に500人前後の予約が入り、乗用車も100台以上が予約で埋まっているという。
同社は「高速船は国内外の複数社から売却やリースなどの引き合いがあり、今季が最後の運航になる予定。ETC搭載車の需要も取り込み、この機会に多くの方に利用してもらいたい」としている。問い合わせは同社函館支店TEL0138・43・4545。
提供 - 函館新聞社
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