私鉄総連 参院選に板倉氏擁立
私鉄総連の第76回定期大会が15、16の両日、鹿児島県霧島市で開かれ、来年夏の参院選比例区で、函館市議の板倉一幸氏(58)を組織内候補に擁立することを正式に決定した。板倉氏は民主党から出馬する予定。
本紙の取材に対し、板倉氏は「規制緩和によって厳しい環境に置かれている公共交通と労働者の生活を守り、雇用の格差是正問題などにも取り組みたい」と話している。
板倉氏は1999年4月、函館バス労組などの支援を受けて市議に初当選し、現在3期目。同年5月から私鉄総連函館バス支部特別執行委員、2003年6月から民主党道8区総支部幹事長を務める。8月30日投開票予定の次期衆院選でも道8区幹事長、合同選対事務局長として民主党陣営の指揮を執る。
私鉄総連は旧社会党系の労働組合で、現在は社民党と民主党を支持している。加盟労組は全国の私鉄やバス会社の約230組合、組合員は約13万人。参議院の組織内議員が今期限りで勇退することとなり、全国の私鉄総連議員連盟の中から板倉氏が後継候補に絞られた。
私鉄総連の北海道地方連合会に当たる私鉄北海道が6月18日、板倉氏を来夏の参院選に擁立することを決め、総連の定期大会で正式決定した。
板倉氏は函館市出身。同市職員、鉢呂吉雄衆院議員秘書を経て市議となった。
提供 - 函館新聞社
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