来月函館で日ロ沿岸市長会議 経済、観光の協力強化

 日本海と極東ロシアの市長が経済協力などを話し合う第22回「日ロ沿岸市長会議」が8月18日から3日間、函館市で開かれる。函館では1997年以来2回目の開催で、中心となる議題は「経済」「観光」。今回初めて日ロ沿岸ビジネスフォーラムを併催し、貿易や観光について実務面での協力強化を目指す。

 西尾正範市長が14日の記者会見で発表した。市長は「開港150周年の記念すべき年に歴史ある国際会議を開催でき、意義あること」と話している。

 日本の18市で組織する日ロ沿岸市長会が、ロシア18市の「ロ日極東シベリア友好協会」とともに1970年から開いている。ほぼ隔年開催で、2年前はロシアのブラゴヴェシチェンスクで開いた。函館大会では秋田、新潟、富山などの18都市と、ロシアからウラジオストクやハバロフスクなど10都市前後が参加を予定している。

 市国際課によると、18日は市主催のレセプションを開き、19、20日の沿岸市長会議にフォーラムを組み入れて開催する。参加者は各都市の市長や代表、両国政府関係者、商社などから100―150人となる見込み。

 19日の議題は「経済」で、参加都市間の協力で期待できる経済の発展モデルについて参加市長が発言。日ロ極東間や沿岸地域での貿易拡大や港湾振興、物流増大などについて社団法人ロシアNIS貿易会(東京)の関係者が事例報告などをする。

 20日の議題は「観光」で、参加都市間の現状や可能性について各市長が発言。意見交換会で将来の展望や観光振興に向けた方策を探る。

 前回の会議では@経済・観光分野での交流促進A環境と調和したまちづくり―が議題となり、「双方向の観光を一層活性化させるため、観光客の受け入れと送客のノウハウ交換に向け、人材の相互派遣を検討する」などとする共同コミュニケを採択している。

update 2009/7/15 12:45
提供 - 函館新聞社


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