病をおして19日に公演 ギリヤーク尼ケ崎さん

 函館市出身で国際的な創作舞踊家、大道芸人として活躍するギリヤーク尼ケ崎さん(78)の青空舞踊公演「祈りの踊り」が19日午後2時から、市内松風町の大門グリーンプラザで開かれる(雨天決行)。ギリヤークさんは街頭で踊り始め41年目。2006年秋に肺気腫を患い、昨年末には心臓病のためペースメーカーを付けているという。「不安な気持ちはあるが古里での公演を成功させたい」と意気込んでいる。

 ギリヤークさんは1930年、市内若松町で生まれた。子どものころ、近所で見た大道芸人に影響され、21歳の時に俳優を志し上京するも”なまり”で夢を断念。「自由に踊りたい」と創作舞踊家へ転向し、57年、全日本芸術舞踊協会主催の公演で舞台デビュー。約10年後、38歳の時から街頭公演を始めた。

 今年に入り3カ月間静養し、4月末に関西公演を行った。最近は夏の北海道公演を恒例としており、今年も7月1日の苫小牧を皮切りに8月9日まで11カ所で行う。函館では「じょんがら一代」「よされ節」「念仏じょんがら」の3演目を精魂込めて披露する。

 ギリヤークさんは「函館では道内公演での疲れがたまるころだが、観客の目が肥えているだけに緊張して臨む。じょんがらのバチさばきの動きの激しさに時々胸が苦しくなる。気絶するかも知れないが必死になって踊りたい」と話している。

 入場無料。投げ銭を受け付けする。

update 2009/7/15 12:45
提供 - 函館新聞社


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