トマト共同選別施設が完成 処理量3倍
【北斗】北斗市トマト共同選別施設(トマトターミナル)=同市中野通313=の竣工式が13日、行われた。農業関係者ら約120人が出席し、新施設の安全稼動と地域ブランド化の促進を願った。
同市では、合併前の旧大野地区と旧上磯地区それぞれが独自の共選出荷を行いトマトの生産振興を図ってきた。全国の市場から品質に関する評価も高く、さらなる需要があるものの、施設の処理能力不足などにより作付面積の拡大が困難だった。今回の新ターミナルは、選別処理量がこれまでの約3倍の1日29・7トンに拡大。両地区での選別基準を統一化することによって、北斗市産トマトとして産地ブランドの確立も期待される。
竣工式には運営管理主体であるJA新はこだてと事業主体である北斗市の関係者をはじめ、地元生産者らが出席。JA新はこだての畠山良一代表理事組合長は「トマト生産者にとって念願の施設がようやく完成した。大野、上磯両地区の架け橋として活用されることに期待したい」とあいさつ。海老沢順三北斗市長は「北斗市は道内でも屈指のトマト産地。新たな選別施設完成をきっかけに、ますます生産量を増やして欲しい」と祝辞を述べた。
続いて畠山組合長や海老沢市長などによる起動式が行われ、試験運転がスタート。コンテナに乗って運ばれたトマトは、センサーによって自動的に大きさや品質をチェックされていった。同施設では20日から本格的な出荷を行う。
提供 - 函館新聞社
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