丸藤さんが「さわやかインストラクター」に…道南唯一
函館市地域交流まちづくりセンター長の丸藤競さん(44)がこのほど、財団法人さわやか福祉財団(東京)から「さわやかインストラクター」の委嘱を受けた。触れ合いの多い、温かい地域社会づくりを目指し、市民互助団体の設立や運営などをサポートする。道南での認定者は1人。丸藤さんは「福祉の知識も学び、今後のまちづくりに生かしたい」と意気込んでいる。
同財団は時代の変化に対応した「新しいふれあいの社会」の実現を目指し、1991年に活動をスタート。地域ネットワークの仕組みづくりや時間通貨を活用した近隣の触れ合い促進などさまざまな事業を展開している。
インストラクターは、こうした活動を地域で推進する役割を担う財団のボランティアスタッフ。選ばれるためには現役インストラクターからの他薦が必要で、各種研修会の受講状況も審査される。7月現在、全国で福祉やまちづくりなどで活躍する174人、道内で14人が委嘱を受けている。年数回各地で開催される研修会に参加し、情報交換やスキルアップを積んでいる。
丸藤さんは現在、同センター長として市民活動の支援や地域情報の発信、函館のまちづくり活動の援助に取り組んでいる。今回、「第一線で活動する全国の人と会い、ネットワークを広めたい」との思いから参加した。今後、異年齢が触れ合う居場所づくりや市民活動に関する地域の現状分析などに取り掛かる計画だ。
丸藤さんは「住みよいまちづくりは福祉もまちづくりも同じ。福祉の現状を知る機会を得て視野が広がったので、まちづくり支援でもひと味違った助言ができれば」と話している。
提供 - 函館新聞社
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