津軽海峡横断「今年こそはゴールを!」 24時間テレビ遠泳リレー
【福島】日本テレビ系で8月29、30両日に放映されるチャリティー番組「24時間テレビ32 愛は地球を救う」で、今年も青森県をスタートし、福島町の海岸にゴールする遠泳「津軽海峡縦断リレー」が実施されることが決まった。初めて挑んだ昨年は、松前町沖合の強い潮の流れに阻まれ無念のリタイア。再挑戦決定の一報に「あの感動を再び!今年こそはゴールを」と期待する声が多い。
同番組恒例の24時間マラソンと並ぶチャレンジ企画で、関係者は「番組が終わってからも全国の視聴者から激励が相次いだ。何事もあきらめずひたむきに頑張る勇気と感動を届けたい」と“リベンジ”を誓う。
今年のリレーメンバーは26日に発表される。昨年は、全国障害者スポーツ大会25メートルバタフライで優勝の立木早絵さんと“スター”の愛称を持つ歌手の錦野旦さん、人気タレントのにしおかすみこさん、映画「ウオーターボーイズ」で水泳を猛特訓した俳優の金子貴俊さん、プロ野球の元千葉ロッテマリーンズ投手ジョニー黒木さん、アテネ五輪200メートルバタフライ銀メダリストの山本貴司さん、ハンドボール選手の宮崎大輔さんが挑戦した。
初挑戦では青森側から竜飛岬を越えるまでは順調だったが、松前の街並みが見え始めた白神岬沖で海峡独特のうねりに押し流された。日没がせまり、コーチ役のソウル五輪100メートル背泳ぎ金メダリスト鈴木大地さんが、急きょ助っ人として海に飛び込んだが、水泳トップ選手でも津軽海峡の荒波には勝てなかった。
ゴール地点では住民約400人が集い、リタイア後に船で福島入りした立木さんらを歓迎した。「よく頑張った。また来年もチャレンジして」と労をねぎらい、錦野さんの計らいで急きょ記念撮影も行われるなど、会場は大歓声に包まれた。
昨年、番組特製Tシャツを着て海岸で応援した町内福島の須藤緋呂子さん(60)は「今年も行われる聞いてうれしい。息子にTシャツを準備してもらい、当日は大きな声で応援する」と張り切っている。
村田駿福島町長も「福祉充実を掲げる番組に福島が手助けできる喜びを感じている。今年もまちを挙げて協力したい」と期待している。
提供 - 函館新聞社
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