いじめ撲滅へ取り組み…渡島・対策推進会議
本年度の第1回「渡島管内いじめ・不登校等対策推進会議」が3日、函館市美原の渡島合同庁舎で行われた。年々多様化・複雑化するいじめの未然防止強化策として、初めて渡島管内の全学校が共通のスローガンを掲げ、重点運動に取り組むことを決めた。10月17日には講演会「ストップ・ザ・いじめ子ども会議」を開催し、活動の啓発を図る。
推進委は渡島教育局や道警函館方面本部、渡島小中学校長会など関係団体で構成。生徒指導上の問題解決を目指し、協議や情報交換を行っている。この日は約35人が参加した。
共通スローガンの設置などは「渡島絆(きずな)プロジェクト」と銘打って実施する。全学校が一丸となっていじめ根絶に向けた取り組みを進めるよう、意識を高めるのが狙い。
講演会は昨年に続き2回目で、実践発表やワークショップも予定。今年は同会議の回数を1回増やし、来年2月に第2回を開催して連携強化を図る。
会議では、昨年度における管内公立小、中、高校などのいじめの認知件数や発見のきっかけなどの状況が報告された後、ネット犯罪被害に関する事例が発表された。関係団体がそれぞれの取り組みを報告する交流・協議では、インターネットでひぼう中傷などをする「新しい形のいじめ」についても「保護者、地域と連携して取り組まねば」など取り上げる意見が目立った。
提供 - 函館新聞社
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