函館の最高路線価が2年ぶりに下落

 札幌国税局は1日、相続税や贈与税の算定基準となる、2009年分の土地の路線価を発表した。函館税務署管内の最高路線価は、函館市本町、道道函館南茅部線通りの丸井今井函館店前が1平方メートル当たり26万5000円で前年比1・9%減。16年ぶりに上昇となった昨年度から一転、2年ぶりに下落した。

 昨年度の函館の最高路線価は、道新幹線開業をにらんだ本州資本による宿泊施設建設の土地買収の影響などで3・8%増となった。しかし、土地買収が一段落したことに、世界的な経済不況の影響が加わり、再び下落に転じたものとみられる。

 江差税務署管内の最高路線価は江差町本町の道道江差停車場線通り(五勝手屋本舗前)で、前年比9・1%減の4万円。下落率は前年から2・7ポイント拡大。八雲税務署管内は八雲町本町の道道八雲北桧山線通りで、前年比4・9%減の3万9000円。下落率は1・9ポイント縮小した。

 道内約1万8000地点の平均路線価は同6・0%減の4万7000円。道内の最高路線価は札幌中管内の札幌市中央区北5西3、道道札幌停車場通り(ステラプレイス前)で276万円(同6・1%減)だった。

update 2009/7/2 10:00
提供 - 函館新聞社


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