函館トロイカ合唱団定演、平和への思い 歌に込め

 函館トロイカ合唱団(石黒良治団長)の定期演奏会が28日、函館市五稜郭町の函館市芸術ホールで開かれた。平和や人々とのきずなの大切さを歌に込めて、伸びのある美しいハーモニーをホールに響かせ、大きな拍手を受けていた。

 同合唱団は発足57年目。今回の演奏会では、「きずな」をテーマに、生きる意味や平和の大切さ、人々とのつながりについて、感じてもらおうと練習に励んできた。

 第1部は「早春賦」や「赤とんぼ」など3曲の愛唱歌で幕開け。五稜郭公園のフジ棚保存活動の中で生まれた「五稜郭の藤の花」や、アンジェラ・アキさんの「手紙」などを演奏した。

 第1部と第3部の最後には「きずな」をタイトルにした曲を披露。仲間とともに人生を歩み続ける意味や世界のどこかで失われている命の重みについて、団員たちは歌にメッセージを込めて、観客に訴えた。このほか、津軽三味線奏者西はじめさんがゲストで登場し「津軽じょんがら節」などを演奏。多彩な演目で観客から惜しみない拍手を受けていた。

update 2009/7/1 16:28
提供 - 函館新聞社


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