「開港」シーン もっと華やかに 函館野外劇来月3日に開幕

 国の特別史跡・五稜郭跡の特設舞台で、函館の歴史絵巻を演じる第22回市民創作函館野外劇「星の城、明日に輝け」(NPO法人市民創作「函館野外劇の会」主催)は、7月3日に開幕する。本番が迫った28日、出演者は舞台で練習を重ね、それぞれの動きを確認した。今年は函館開港150周年にちなみ、開港シーンの演出に工夫を凝らすなど、例年以上に注目を集めそうだ。

 劇はコロポックル、長老のナレーションに合わせ、函館がウスケシと呼ばれ、アイヌ民族が生活していた時に始まり、高田屋嘉兵衛の来函や箱館戦争、大火からの復興までを約75分で展開する。前半のハハイライトは、ペリー提督のほか、さまざまな外国人が訪れ、函館開港の華やかさをフラッグダンスで演出する。今年は開港記念に合わせ、ダンスの数を増やした。

 せりふや動きがある役の出演者は決まっているが、開港シーンで函館を訪れる外国人、街を行き交う貴婦人や町民のほか、アイヌ民族の衣装を着て踊る場面など、当日に簡単な説明を受けるだけで出演できる役もあり、同会では飛び入り参加者を募集している。同会は「舞台に立つことで各時代の街の様子を思い描くことができる。開港の節目の年に、函館の歴史を学ぶ機会として参加してほしい」と呼び掛けている。

 公演日は7月3、4、10、11、17、18、24、25日、8月7、8、9日。開場は午後6時45分、開演は同7時45分。入場料は前売り1800円(当日2500円)、高校、―大学生900円(同1000円)、小中学生400円(同500円)、幼児は無料。前売りのみの親子券(大人1人、小中学生1人)2000円、当日のみのペア券4000円もある。このほか、65歳以上を対象に、7月11日までに来場すると1人1000円となる優待券が同会事務局(中道1の10)に用意されている。公演、当日キャスト参加の問い合わせは同法人TEL0138・56・8601。

update 2009/6/29 10:05
提供 - 函館新聞社


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