クレーン切断音響く…1号機撤去、解体始まる

 21日に始まった、旧函館ドック跡地(函館市弁天町)にある函館どつく函館造船所の大型クレーン(ゴライアスクレーン)の撤去・解体作業は27日、残っていた1基(1号機)が解体作業場に移され、切断作業が始まった。

 強風の影響で予定より2日遅れ、午前5時半ごろ、起重機船のクレーンでつり上げられ、隣接する市有地へ移動。同10時ごろに降ろされ、下部から順に解体された。現場には細かく切断された2号機が横たわり、地上で作業するクレーンやガスで切断する音が響いていた。

 高さ約70メートルある最後の形や、海上を移動するクレーンを目に焼き付けようと、付近のふ頭などには早朝にもかかわらず多くの市民が駆けつけた。函館山山頂からクレーンの写真を撮っていた函館市日吉町の会社員、齋藤順一さん(76)は「いよいよ港のシンボルがなくなった。青函連絡船がなくなった日より寂しい」と話していた。

 作業は29日ごろまで行う予定。

update 2009/6/28 10:41
提供 - 函館新聞社


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