衆院選8月想定 各陣営準備着々

 解散・総選挙に向け、衆院道8区では20日、自民党が役員会を、民主党は合同選対会議を開き、結束を強めた。東京都議選(7月12日)との同日選は薄れ、8月の選挙日程を想定し、各陣営は攻勢を強める。

 自民党第8区は函館市内で緊急拡大役員会を開催。この日は新人の福島啓史郎氏の連合後援会長を、渡島管内漁業協同組合組合長会の山崎博康会長に決定。山崎後援会長は「一致団結して必勝を目指して頑張ろう」と呼びかけた。また連合後援会顧問団として、日本商工連合函館地区連盟や函館建設業協会など地元経済会を中心に支援を固めていくことを確認した。

 福島氏は「後援会長が決まるまで時間がかかったが、道南の主要産業である漁業関係のトップの山崎氏に決まり、ようやく臨戦態勢に入ることができる。小沢(一郎)氏の問題で一時は追い風を感じていたが、今は鳩山(邦夫)氏の辞任問題で無風状態。これまで以上に街宣活動に力を入れて選挙区内を精力的に回るのみ」と話す。

 民主党第8区総支部や函館地区連合などは、函館市内で第6回合同選対会議を開催。現職の逢坂誠二氏は「どうしても民主党に政権を渡したくない勢力がある。なおさら政権交代を実現し、日本の大掃除をしなければならない」と強調。総選挙の時期について8月2日をひとつの焦点とした。しかし「都議選の結果を見ずに与党が飛び込んでいけるか。公明党も大反対するだろう。だが、引き伸ばせば麻生降ろしが出てくる。与党は非常に狭い中での選択を迫られている」と述べた。

 現職とはいえ、小選挙区挑戦は初めて。8区では初顔のため、ウイークデーも積極的に道南入りし支持者回りに全力を挙げる。後援会も民主党の号外チラシの全戸配布や道議、市議と連携した活動を強化し、選挙がいつでも対応できる準備を進める。

 一方、無所属での出馬を表明している佐藤健治氏は20日、「救う会道南」の代表として、街頭で北朝鮮拉致問題の解決を訴えた。佐藤氏は「選挙の時期がいつになろうと、すでに臨戦態勢は整っている。これまで通り自分の主張を有権者に届け続けるだけ」と話していた。

update 2009/6/21 17:11
提供 - 函館新聞社


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