水試移転、知事へ要望…函館市など

函館市と函館市議会、経済界は15日、道庁で高橋はるみ知事へ道立函館水産試験場の機能拡充を要望した。市が旧函館ドック跡地に整備する国際水産・海洋総合研究センターへ水試を移転してもらうことがメーン。市の渡辺宏身企画部長によると、高橋知事は「函館水試は来年4月から独立行政法人化するので、法人独自の意思決定になるが、具体の条件について函館市と事務的な検討をしたい」と述べた。

 西尾市長、吉田崇仁議長、函館商工会議所の高野洋蔵会頭と松本栄一副会頭、函館市内漁業協同組合長連絡協議会の辻口初男副会長、函館国際水産・海洋都市推進機構の伏谷伸宏機構長らが道庁を訪れ、要請した。

 函館水産試験場は老朽化が進み、道財政が厳しい中で移転や新築が長年の課題となっている。道は函館水試を独立行政法人化する予定だが、道の直営を離れても存続する形となるので、市は海洋構想推進で欠かせない研究機関として誘致を目指している。

 要望は、函館の水産振興施策を総合的に進めるために函館水試の機能の拡充が必要であり、市が整備する海洋総合研究センターへの水試移転、入居を願い、試験研究機能を維持・拡充してもらいたいとする内容。

 市は来年度から、同センターの基本設計を進める予定。合併特例債を活用して施設を整備し、函館水試のほか、北大の研究機関にリースする形で入居してもらうことを計画している。

update 2009/6/16 11:16
提供 - 函館新聞社


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